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第244 回応用セラミックス研究所講演会(オークリッジ国立研究所 松田 雅昌氏)

開催日時 2013/04/03 13:00-14:30
開催場所 R3棟 1F会議室
主催応用セラミックス研究所
連絡先東 研究室(5315)

プログラム等

第244回応用セラミックス研究所講演会

 

講師:松田 雅昌 (オークリッジ国立研究所 量子凝縮相部門)

 

講演テーマ:三角格子反強磁性体Ag2CrO2におけるスピン-格子相互作用と特異な磁性

 

講演概要:フラストレート磁性体では、基底状態が多重に縮退していることに起因して様々な興味ある性質を示す。Ag2CrO2は、Cr3+スピン(S=3/2)が三角格子を形成しているCrO2層(磁性絶縁層)と金属伝導を示すAg2層(非磁性金属層)が交互に積層した物質である。この物質の大きな特徴は、磁気転移温度において電気抵抗が大きく減少することであり、二種類の層の強いカップリングを示唆している。この物質の磁気構造を調べるために中性子回折実験を行ったところ、軌道自由度がなく交換相互作用は最近接スピン間が支配的なスピン系から予想される振る舞いとは異なり、5副格子部分秩序相という特異な状態が現れることがわかった。さらに、この磁気相は磁気転移と同時に起こる格子歪みによって安定化されている。これらのメカニズムについて詳しく議論する。また、講演の最初には、中性子散乱の基礎について簡単な説明を行ないたい。
 
 
 
 
 
 
 
 

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