細野・神谷 研究室

  C12A7 FED     
 上のムービーは、特殊セメント材料の一種であるC12A7をエレクトライド化し、それを冷電子線源とした電界放射型発光デバイスの動作を示しています。引き出し電圧を上げていくにつれ、発光が強くなっていく様子がわかります。発光が瞬いているのは、蛍光体として用いたZnO:Znの電子伝導性が高くないため、蛍光体が帯電してしまっているためです。
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◎ 無機エレクトライドで電界放射型発光デバイスを実現!
  
Adv. Mater. (Apr., 2004) (記事動画)
    
Adv. Mater.誌のInside Coverに選ばれました

◎ 塩に光で集積型微小レーザの書き込みに成功!
  
Appl. Phys. Lett (Jan., 2004) (記事動画)
    
Appl. Phys. Lett.誌のCoverに選ばれました

◎ 室温、空気中で安定なエレクトライドを実現!
   Science (8/1/2003) (記事)

◎ 高性能透明トランジスターを実現!
   Science (5/23/2003)記事

◎ 典型的な絶縁体セラミックスを半導体に変えることに成功!
   Nature (10/3/2002)  (記事

 

あなたは人目のお客さんです(2003年12月12日より)

 本研究室は川副 博司先生(現名誉教授)が1990年に開設し、1999年までは川副・細野研究室として運営していました。川副先生は1999年3月31日で退職され、細野が研究室を引き継ぎました。

 研究室の主テーマは不変で "透明な電子活性材料の創製─電子状態から探る新しい光・電子および 化学機能─"です。大きなバンドギャップをもつ固体中の電子の動きを巧く制御して、新しい機能を 実現しようとしています。生き物にみられる効率的な電子の伝達系を、文字通り無機物の中に造り込もうと考えています。

 当研究室は、1999年10月から5年の期間で開始された科学技術振興事業団の創造科学技術推進事業(ERATO) 「細野透明電子活性プロジェクト」とも相補的関係をもって 研究を進めています。学生さんにとっては、一線の若い研究者、一級の設備を使った研究経験のできる環境が整いました。

 2002年1月から新しいスタッフとして神谷利夫先生が加わり、細野・神谷研究室になりました。新物質探索から機能設計、そしてデバイスの試作までオリジナリティにこだわった研究を本格的に展開できる体制が出来ました。

 2003年4月1日からは植田和茂助手が、九州工業大学工学部物質工学科の助教授として栄転しました(連絡先はここをクリックください)。替わって、2003年7月1日から新しく柳 博助手が加わりました。

 このような新体制のもと、自分たちが源流になって 世界的な潮流となる研究をしたいと張り切っています。これから飛躍期に入る若い研究室と自負しています。

【所属】 応用セラミックス研究所 セラミックス機能大部門  &
      大学院総合理工学研究科
        材料物理科学専攻 電子活性物質講座
        物質科学創造専攻 (併任)
【住所】 〒226-8503
      横浜市緑区長津田町4259 東京工業大学

【TEL 】 細野教授室     045-924-5359
      神谷助教授室   045-924-5357
      学生部屋      045-924-5628
      COE棟        045-924-5855
      FCRC棟       045-924-5134
      総合研究館     045-924-6261

【FAX 】             045-924-5339