ボール盤の使い方

【始める前の注意】

・ドリルに巻き込まれる可能性があるので、軍手や袖の長い衣類などは着用しない。

・サンダル履きで作業しない。

・保護めがねを着用する。

・加工のためにドリルの刃を回すとき以外、特に刃の交換時には、安全のために必ず電源のコンセントを抜いて作業する。

 

【用意する道具】

・ポンチ

・ハンマー

・加工品の材料にあったドリルの刃(金工用/木工用)

・機械油(CRC-556など)

 

※電源プラグがコンセントから抜かれていることを確認してから作業を行うこと。

@材料の穴あけ位置を決める。

 

穴をあける位置にマジック等でしるしをつける。

A穴あけ位置にポンチでしるしをつける。(金属の場合のみ)

 

@でつけたしるしの部分にポンチ(写真左下)で刻印をつける。この作業をしないとドリルで穴を開けるときに材料が滑ることがあり危険である。また、この作業をすることで目的の場所に穴があけやすくなる。

Bドリル刃をセットするためボール盤のテーブルを降ろす。

 

テーブルの左側にあるロック用のネジを緩める。

テーブル右側にあるハンドルを回し、高さを調整する。

Cドリル刃の取り付け

 

ドリル本体の電源プラグがコンセントにささっている場合は、コンセントから抜く。目的の径のドリルをチャックに仮固定する。金属加工で直径数ミリ(56ミリ)以上の穴をあける場合、最初は一回りからふた回り小さいサイズのドリル刃を使用して穴をあけて、23段階で目的の径まで穴のサイズを大きくしたほうが安全で出来上がりもよい。

チャックキー(右手に持っている工具)でドリル刃をチャックに完全に固定する。工具を取り付ける穴はチャックに3箇所あるので、必ず3箇所でチャックを締める。固定した後は工具を取り外す。取り付け後は数回転ほど手でドリルを回して、刃の軸のセンターが合っていることを確認する。

D加工対象物の固定

 

 

 

(これは危ない)

加工対象を万力、またはクランプなどを用いてテーブルに固定する。ドリルの回転は強力なので、しっかりと固定すること。危険なので、素手で加工対象を押さえて作業したりしないようにする。加工対象物の穴あけ位置とテーブルの(ドリル刃貫通用)穴の位置は必ず合わせること。

Eテーブルの高さ・左右位置の調整をする。

 

手順はB参照。材料とドリルの距離は5 cm程度がよい。ドリルの刃先が目的の場所に当たるように正確に調整する。

特にドリルの刃が細い(φ12 mm)場合は、電源を入れない状態でレバーを操作しドリルを下げて刃先をポンチ穴(凹み)に当て、ドリルを手で回してみて刃先がぶれないことを確認した方がよい。加工対象物が柔らかい物の場合は、これで穴を開けることもできる。

F穴をあける。(保護メガネ着用

 

   

アルミや銅などの金属を加工する場合は、刃と加工対象物の両方に機械油を塗布してから作業を始める。本体の電源スイッチがオフになっていることを確認してから、電源プラグをコンセントにさす。ドリルを近づけ材料の位置を確認する。ボール盤の電源をONにする。ドリルの回転が安定したら,ドリル右側のレバーでドリルを材料に近づける。

ドリルをゆっくり材料にあて、穴をあける。力をかけすぎて材料がドリルに咬んだりしないように、刃先を押し付ける力を調整する。穴が貫通するときが最も咬みやすい。切り屑が多く出る場合は,途中で刃を引き上げるなどして刃先に負荷をかけすぎないようにする。また、穴あけ中も刃と加工物の間の油膜が切れないように注意する。穴をあけ終えたら電源をOFFにする。

F後片付け。

 

プラグを抜き、ドリル刃を取り外す。材料に付いている切り屑を捨てる。

テーブルの上やボール盤周りの切り屑等をブラシで掃き取り、金属ごみとして捨てる。