金属錯体

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多孔性金属錯体は金属イオンが架橋配位子で配位結合されており,規則的な細孔構造をもつ一連の化合物のことです.

架橋配位子をかえることで細孔の大きさが調節できます.

細孔を利用した研究として分子貯蔵,分子ふるい,触媒など様々な分野で応用が期待されています.

しかし,細孔を利用した実用化に向けての研究が行われている一方で,吸蔵された分子の挙動の機構などの物性研究は行われていません.
本研究室では分子吸蔵に伴う相転移機構の解明をDSC測定,熱容量測定,構造解析等を行い,吸蔵分子にともなう相転移機構の解明を行っています.

これまで当研究室では,一次元細孔構造を有するジカルボン酸銅錯体について有機分子を吸蔵させた系について熱測定,構造解析等を行い,相転移機構を研究してきました.

この錯体に有機分子を吸蔵させると,無吸蔵時に観測されていた相転移が消失することがわかりました(図1).

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1 四塩化炭素を吸蔵させたジカルボン酸銅錯体の熱容量


現在は,三次元細孔構造を有するテレフタル酸亜鉛錯体(図2)を用いてシクロヘキサンなど種々の有機分子を吸蔵させた系について相転移機構の解明を行っています.

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図2 テレフタル酸亜鉛錯体の構造



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