E-Defese実大実験プロジェクト

 実大構造物の地震時の破壊・倒壊現象を精確に再現する実験研究の推進のため、兵庫県三木市の(独)防災科学技術研究所 (以下防災科研) 兵庫耐震工学研究センター (E? ディフェンス)において、世界最大の3 次元震動台が2005 年1 月に完成した。防災科研では、この施設の活用により、国内外研究機関・研究 者と協力して、最も現実に近い形で構造物の安全性や機能性などの検証を行っている。特に重要課題として、2006 年度まで木 造建物、鉄筋コンクリート建物、地盤・基礎構造、その後は鉄骨造建物および橋梁構造の震動台実験が予定されている。 鉄骨造建物の実験研究に関する検討は、防災科研が「E-ディ フェンスを活用した構造物の耐震性に関する国内外共同モデ ル研究」というテーマのもと2005 年4 月に開始し、下記に示 す体制で進められている。分科会(委員長:和田章)は、本研 究の推進の全体調整、後述する実行部会の研究活動への助言お
よび評価、そして鋼構造研究コミュニティなどとの連携を促す役を担う。また、実行部会(部会長:笠井和彦)は、分科会が選出した、もしくは研究公募により採用した機関・個人で構成 され、研究を実質的に進めている。

 下記に示すように、「既存鉄骨造建物」に関して完全崩壊実 験WG(主査:吹田啓一郎)がもうけられ、E-ディフェンスで 実施予定の実大4 層鉄骨構造の崩壊実験に関する研究計画を議論している。また、「高付加価値鉄骨造建物」に関して免震・ 制振実験WG(主査:笠井和彦)とテストベッドWG(主査: 竹内徹)がもうけられ、前者は免震・制振実験で用いる実大5層鉄骨構造、各種装置などの検討を行い、後者は新たな耐震シ ステムを効率的に検証できるテストベッドというシステムの 検討を行っている。さらに、解析WG(主査:多田元英)がも うけられ、上述した実験研究の結果の詳細な事前予測や、事後 の解析的検証を担っている。


それぞれのWGをクリックして下さい。詳細ページへジャンプします。      

E-Defenseを用いた鋼構造建物研究