免震制振実験WG

 免震・制振実験WGは、免震や制振による先端技術の効果確認のための震動台実験を計画する。従来構造より格段に高性能と考えられ適用例が増え続ける一方、歴史の新しさのため未だ大地震での真の効果が実証されていない免震・制振構造を、できるだけ現実的な条件で詳細に検証することが目的である。免震・制振技術を現実的な多層鋼構造建物の試験体に用い、微小から極大の地震動までを与える実験により検証を行い、その結果に基づき免震・制振構造の解析法や設計法を構築する。鉄骨建物に非構造部材や内容物を組み込み、様々なレベルの地震入力によるこれらの挙動・損傷を評価することで、免震・制振構造の建物機能保持の観点からの能力の評価も行う。実験対象は5 層の鋼構造ビルであり、各層にダンパーを取付けて制振構造とする。4〜6 種の制振ダンパーを入れ替え、各種ダンパーを用いたときの制振効果を検討する。また、このビルの基部に免震層を設け、支承とダンパーを取付けて免震構造とする。積層ゴム支承の大変形時における不安定挙動の検証や、そのほか滑り支承、転がり支承も含め、ありふれた中低層の鋼構造ビルに適するような免震形式の検討を行う。2005 年度に5 層架構の基本設計と、制振化、免震化に関する予備検討を行った。2006 年度に各種・各サイズの制振ダンパー、また、同年度と2007 年度に梁・柱・ガセットからなる接合部の実大実験を行なった。その結果をふまえた実大実験計画を策定し、2009年に制振構造実験を行う。また、2007 年度、2008年度に免震支承や免震ダンパーの実験も行い、その結果に基づき、2009 年に免震構造実験を実施する。


免震制振実験WG-PPT