粘弾性ダンパーを用いた間柱型制振構造における
動的特性と挙動に関する研究


 ダンパーの設置方法として主たるものはブレース型であり,支持部材の剛性の影響を考慮した制振効果について,すでに詳細な検討がなされている。しかしながらブレース型は開口部を広くとれないといった問題を抱えており,これを解決する方法として,間柱型ダンパーを用いた制振構造が提案されている。この間柱型ダンパーは,これまでに幾つかの適用例が発表されているが,特に速度依存型のダンパーを採用した場合,その挙動を詳細かつ包括的に検討した研究はまだない。よって本研究の目的は,これらの点をふまえた間柱型制振構造の性能評価法および設計法を構築することである。
 笠井研究室では,縮小モデル(0.4倍)による試験体を用いて,このシステムの性能確認実験を行った。粘弾性材料は住友3M社製のアクリル系高分子材料ISD111である。