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― 新規ヨーク-シェル型光触媒材料の機能解明に寄与 ―
(チャン・ツォーフー・マーク准教授)
ナノシェルの中で金ナノ粒子が動く様子の撮影に成功
― 新規ヨーク-シェル型光触媒材料の機能解明に寄与 ―
(チャン・ツォーフー・マーク准教授)

東工大プレスリリース 2022年06月27日

東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所のチャン・ツォーフー・マーク准教授、同研究院 未来産業技術研究所の陳君怡特任助教、物質理工学院 材料系の呉振揚大学院生(博士後期課程2年)と台湾国立陽明交通大学 工学院材料系の徐雍鎣教授を中心とする国際研究グループは、金ナノ粒子を内包したヨーク-シェル型ナノ構造体[用語1]の開発と光触媒能の発現メカニズム解明に成功した。 

ナノサイズの核(卵黄の意味でヨーク)と殻(シェル)から成るヨーク-シェルナノ構造は、ヨークとシェルの間に空隙がある特徴から、これまでの複合粒子にはない特徴が見られる。本研究では光触媒への応用をめざして、金ナノ粒子をヨーク、金属硫化物をシェルとしたヨーク-シェル型ナノ構造体を作製し、その構造や特性を評価した。世界初の成果として、シェルの内部でヨークである金ナノ粒子が動く様子を観測することに成功した。また、分光学的測定によりヨーク-シェル間の界面電荷移動遷移[用語2]を実証し、環境浄化、水素生成、二酸化炭素還元など光触媒としての応用の可能性が示唆された。 

研究成果は、米国科学誌「ACS Applied Nano Materials」オンライン電子版に4月30日に掲載され、チーフエディターの注目論文(ACS Editors' choice)として選ばれた。 

掲載誌 : ACS Applied Nano Materials
論文タイトル : Electronic Interactions and Charge-Transfer Dynamics for a Series of Yolk–Shell Nanocrystals: Implications for Photocatalysis
著者 : 
DOI: 10.1021/acsanm.2c01529

詳細は東工大ニュースをご覧ください。

 

曽根・Chang研究室



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