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研究: Research

機能性セラミックス物質科学のフロンティアを切り拓く
− 不連続で驚きのあるセラミックス新物質・新機能の発見とメカニズム解明 −

セラミックス機能物質の単結晶開発

  多彩で新奇なセラミックス機能の設計と応用には、機能発現の背景にある電荷・スピン・軌道の秩序状態の理解と制御が鍵になります。精密な物性測定を行うためには、そして、量子自由度の秩序様式やダイナミクスを実空間・逆格子空間で解像して物性と関連付けるためには、良質の単結晶試料が欠かせません。 これまでに培った、溶媒移動浮遊帯域 (TSFZ) 法による大型単結晶の育成、高圧下での単結晶成長、酸素同位体置換した単結晶試料の作製などの技術を更に発展させて、多種多様なセラミックス機能物質の単結晶化を試みています。

  これらの単結晶試料は、デバイス機能を探求する目的において、薄膜作製のための単結晶基板としての用途が今後広がることを予想しています。格子整合した薄膜を作るためだけでなく、格子不整合のヘテロナノ界面における新物性・新機能を創成するための出発点としても、市販されていないセラミックス物質の単結晶が貴重な存在になることを予想しています。
  また、希少価値の高い良質で大きな単結晶試料は、自前の測定技術でオンリーワンの研究展開を目指す上での基礎としてだけでなく、国内外の第一線の研究者との共同研究でナンバーワンの研究を展開してゆくためのパスポートにもなっています。 下に過去および現在進行中の共同研究を示しましたが、試料提供だけでなく、研究テーマの提案や、時には現地に乗り込んで主体的に実験を行うというスタイルで、単結晶を軸とした研究ネットワークを構築しています。

[はじめに(教員からのメッセージ)・研究テーマ]
[機能性セラミックス新物質・新物性の探索・設計]
[先端量子計測によるセラミックス超機能のメカニズム解明]

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研究室紹介パンフレット(pdf):
物質科学創造専攻(2009年度版)物質科学創造専攻(2007年度版)応用セラミックス研究所版


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