我が国の学術研究の発展には、個々の大学の枠を越えて研究設備等を全国の研究者が共同で利用したり、共同研究を行う「共同利用・共同研究」のシステムが大きく貢献してきました。
フロンティア材料研究所の前身である応用セラミックス研究所は1996年に全国共同利用型附置研究所となり、2010年からは共同利用・共同研究拠点、先端無機材料研究拠点として先導的な共同研究を実施し、この分野の発展に貢献してきました。
フロンティア材料研究所はこの共同利用・共同研究拠点、先端無機材料研究拠点を引き継ぎ、第3期中期計画期間においても大学の枠を超えた全国の関連分野の研究者コミュニティとの共同研究、さらには国際共同研究のハブとしての機能を果たし、この研究分野の学術発展を先導してまいります。
フロンティア材料研究所が「先端無機材料共同研究拠点」として実施する共同研究は、毎年100件程度が採択され、共同利用推進室の支援の下に進められます。
共同研究は大きく以下の5種類のカテゴリーに分けられます。
・当研究所の教員と所外の研究者が当研究所の施設、設備、データ等を共同で利用する「一般共同研究」
・外国人研究者を含めて実施する「国際共同研究」
・当研究所が特定した研究テーマを研究する「特定共同研究」
・当研究所が主催する研究集会のための「ワークショップ」「国際ワークショップ」