第193回応用セラミックス研究所講演会 (JAEA 社本真一氏)
開催日時 | 2011年06月24日 15:00-18:00 |
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開催場所 | R3棟 1F 会議室 |
主催 | 応用セラミックス研究所 |
連絡先 | 細野 秀雄 (内線:5359) |
プログラム等
講師: 社本 真一
(独)日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門 ユニット長
テーマ: 機能性セラミックスの中性子散乱への手引き
<<講演概要>>
一般に、機能性セラミックスでは構造と機能との関わりが強く、特に軽元素が機能に大きな役割を担うことから、軽元素に対して感度の高い中性子が研究に威力を発揮する。中性子源には定常中性子源とパルス中性子源があるが、ここではその両者を用いた弾性散乱と非弾性散乱について、基礎から応用までその概略を解説する。具体的には、まず鉄系超伝導体を測定例として、弾性散乱データを用いた粉末構造解析から相図中の鉄の有効価数を求める研究例、非弾性散乱による磁気励起からスピンレゾナンスを調べる研究例を取り上げ、その後、その他の機能性セラミックスのナノ構造への応用研究例も紹介したい。