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「チュートリアル:第一原理計算の基礎から応用」
第98回フロンティア材料研究所講演会
「チュートリアル:第一原理計算の基礎から応用」
開催日時 2019年02月19日 13:00-17:00
開催場所 元素戦略研究棟 (S8棟) 1階 レクチャホール
主催【主催】フロンティア材料研究所
【共催】物質・情報卓越教育院
【協賛】日本学術振興会 透明酸化物光・電子材料第166委員会
連絡先神谷 利夫 (E-mail: tkamiya@msl.titech.ac.jp
備考参加費:無料
参加申込:申込フォームよりお申込みください。
ご登録いただきましたら、講演資料配布の案内を差し上げる予定です。

プログラム等

第98回フロンティア材料研究所学術講演会ポスター

 今では第一原理計算は、X線回折や組成分析などの分析手法とならび、物質の構造、機能の起源などを解析するための「実験ツール」として、材料研究者に不可欠なものとなっています。使いやすいグラフィカルユーザーインターフェース (GUI) を備えたソフトウェアも多くなり、量子力学・バンド理論などの詳細を知らなくても、上記分析手法と同様に、多くの実験研究者が使えるようになっています。しかしながら、まだ、使用に際して心理的障壁を感じ、躊躇している方も多いのではないでしょうか。
 本講演会は、特に学生、初学者、あるいは、これから計算機科学を研究・開発に利用していきたいと考えている方を対象に、特に「第一原理計算」をどのように使うことができるかについて紹介いたします。

【プログラム】
時間 講演テーマ 講演者
13:00~15:50
(途中休憩20分)
「新しい材料を設計するためのマルチスケール分子モデリングによる応用例」 アビジット チャタジー
(ダッソー・システムズ バイオビア)
15:50~16:00  休憩
16:00~17:00 「第一原理計算の基礎から応用例」 神谷利夫
(東京工業大学フロンティア材料研究所)

 

【講演概要】

「新しい材料を設計するためのマルチスケール分子モデリングによる応用例」
                      アビジット チャタジー(ダッソー・システムズ バイオビア)
 最近の材料の設計、開発においては原子・分子レベルでの状態や現象の理解を深め、それに基づく材料開発を行うことが必要となってきています。このような中、近年のコンピュータ性能の向上に伴い、最近では原子や分子スケールのモデルを扱うコンピュータ・シミュレーションが材料研究において積極的に応用されるようになってきました。バイオビアのMaterials Studioはこのような原子・分子スケールの各種のシミュレーション手法を搭載したパッケージソフトウェアで、単一のプラットフォームから実行できるユーザフレンドリーな統合環境をご提供いたします。この講演では、有機合成、スペクトル解析、コーティング材料、膜設計、光学特性、拡散および接着挙動を例にして説明します。

「第一原理計算の基礎から応用例」
                      神谷利夫(東京工業大学フロンティア材料研究所)
 後半では、前半の講演で触れられていなかった点を中心に、第一原理計算、バンド理論の簡単な基礎、その他の材料設計・解析への応用例紹介するとともに、全般的な質問を受け付けます。

 

 

神谷・片瀬研究室

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