温度差使う熱電効果-起電力を5倍に(細野秀雄教授)
日経産業新聞は、1月5日付の紙面で、名古屋大学工学研究科の太田裕道准教授、東京工業大学フロンティア研究機構の細野秀雄教授、東京大学工学系工学科の幾原雄一教授らの研究チームが、温度差を電気エネルギーに変える熱電効果の能力を大幅に高める技術を開発したと報じた。
薄膜トランジスタ構造にすることで、従来のバルク(塊)型に比べ起電力が5倍になり、工場などの排熱の有効利用に寄与する高性能の熱電材料の開発につながる技術として期待される。同研究成果は、ドイツの専門誌「アドバンスド・マテリアルズ」(電子版)に発表された。
また、1月9日付けの日刊工業新聞でも同様の記事が掲載された。