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粘性系ダンパー有効性を確認 (笠井和彦教授)

日刊建設産業新聞 2013年03月08日 他8紙

 

森ビル(港区)は、7日、東日本大震災時の同社所有ビルの地震実測データを分析した結果、オイルや粘性体の抵抗で揺れを吸収する粘性系ダンパーの有効性を確認したと発表した。同震災発生時、最上階の54階では揺れ幅が32センチに達したが、制震装置がなかった場合(61センチ)と比べて揺れ幅を半分に低減できたという。

同社がタワー内に設置している地震計等のデータを笠井和彦教授が分析した。

粘性系ダンパーは一般的に広く使われている鋼材系ダンパーと比べ、風揺れ程度から大地震まで幅広い揺れに対応することができるほか、長周期地震動にも効果が確認できたことから、高層ビルには粘性系ダンパーの利用が効果があると分析された。近く発生が予測される東南海地震でも粘性系ダンパーの効果が期待される。

同社の発表記事は日刊建設産業新聞他8紙に掲載された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笠井研究室



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