室温でCO2分解 -独自の電子化合物使用‐ (細野秀雄教授)
日刊工業新聞他3紙 2013年08月30日 26面
日刊工業新聞は8月30日付の紙面で細野秀雄教授らのグループが英国ロンドン大学と共同で、独自材料のエレクトライド(電子化物)を使い室温下で二酸化炭素を分解する技術を開発したと報じた。カゴの中に電子が入った構造で、化学的に安定だが電子を出しやすい特殊な材料のため、通常は難しいCO2の反応が可能になった。地球温暖化対策に加え、分解生成物を別の化学合成に利用する装置の構築も期待されている。
同様の記事が同日付の日経産業新聞、毎日新聞、読売新聞、9月4日付の電気新聞、9月30日付の朝日新聞にも掲載された。
同研究成果は8月29日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。
同研究成果に関する本学の発表はこちらを参照。