伸縮するガラス(細野教授・稲葉誠二氏(前特任助教)・伊藤節郎氏(前特任教授)
化学工業日報 2014年12月02日 他2紙
化学工業日報は12月2日の紙面で、細野秀雄教授と旭硝子の研究チームが高温にするとゴムのように伸び縮みする特殊なガラスを開発したと報じた。
リン酸ガラスにリチウムなど4種類のアルカリ金属を混ぜ220-250度Cの高温にすると弾性を帯び伸縮する。高温下や酸化性等の通常のゴムでは対応できない環境で大型構造物の衝撃を緩和させるなどの用途が見込まれるという。
旭硝子中央研究所の稲葉誠二主席研究員と伊藤節郎氏は、今年3月まで当研究所のAGC旭硝子 ガラス・無機材料共同研究部門で、それぞれ特任助教、特任教授として在職し、今般の研究成果は当時細野教授と共同で行われていた研究の成果である。
同研究成果は、12月1日付のNature Material オンライン版に掲載された。本学の発表はこちらを参照。
同研究成果に関する記事は2日付の日刊工業新聞、3日の日経産業新聞でも掲載された。