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熊本地震「倒壊アパートの柱接合部 金具なし」(笠井和彦教授)

毎日新聞 2016年05月13日 夕刊1面

  毎日新聞は5月13日付の紙面で、熊本地震で倒壊し学生3人が死亡した学生アパートの柱や筋交いの接合部がくぎだけで留められており、強度が低かったとみられると報じた。国土交通省国土技術政策総合研究所の調査で分かった。95年の阪神大震災では、くぎ打ちだけの倒壊家屋が数多く確認されたため、2000年に建築基準法施行令が改正され金具を使うなど具体的な方法が明示されている。

 同記事では、笠井和彦教授の話として「阪神大震災で問題が顕在化した後、所有者は自主的に改善していかなければいけなかった。国や自治体も補助制度を充実するなどして、現行の基準に合わない建造物を減らしていくべきだ。」と掲載している。

 

笠井研究室



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