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半導体スピントロニクス、実用化目前(宗片 比呂夫 教授)

日刊工業新聞 2016年09月23日 朝刊22面

  日刊工業新聞は、9月23日付朝刊の特集記事(革新の系譜 日本の科学技術力)で、実用化が目前になった「スピントロニクスLSI」について取り上げました。固体中の電子が持つ電荷とスピン(磁石の性質)の両方の性質を工学的に利用するスピントロニクス分野は、世界中で活発に研究されている、今、最も勢いのある研究分野の一つです。記事の中で、東北大学の大野英男教授と本学宗片比呂夫教授が、IBMでともに研究に取り組んだことが紹介されました。磁性を持つマンガンを加えるとインジウムヒ素が磁性体になることを89年に発表し、さらに磁石になることも突き止めて研究を開花させました。スピントロニクスの応用の1つである磁気抵抗メモリ(MRAM)は、電源を切ってもデータが消えない「不揮発性」を持っており、実用化の段階を迎えています。

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宗片研究室



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