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チュートリアル:どのように第一原理バンド計算の条件を決めるか

開催日時 2023年07月28日 14:00 -15:30
開催場所 オンライン開催:Zoomウェビナー                             
主催【主催】文部科学省 「データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト」
    智慧とデータが拓くエレクトロニクス新材料開発拠点 D2matE
【共催】東京工業大学元素戦略MDX研究センター 
    科学技術創成研究院フロンティア材料研究所
    物質・情報卓越教育院     
連絡先神谷 利夫 教授(Email: kamiya.t.aa@m.titech.ac.jp)     
Zoomに関するお問い合わせは、フロンティア材料研究所 共同利用・研究支援室
(Email: kenkyushien@msl.titech.ac.jp)  までお願いします。
備考【聴講対象者】今回は東工大関係者に限定させていただきます。
【申込み方法】参加ご希望の方は、参加フォームよりご登録をお願いします。

プログラム等

 文部科学省 「データ創出・活用型マテリアル研究開発プロジェクト」 半導体拠点 D2MatE では、 材料計算科学・データ解析に関するチュートリアルを開催いたします。
 今回は、実際に第一原理計算をする人に向けて、何を注意し、どのように計算条件を決めていくかについての講義を予定しています。
 

概要:
 第一原理による量子計算が材料設計・解析にも実用的に広く使われるようになっています。第一原理計算では、原理的には「原子の種類と座標」だけを入力することで信頼性の高い全エネルギー、ひいては電子構造、物性の計算を行うことができます。しかしながら実際には、カットオフエネルギー、k点数、汎関数の選択など、計算結果・精度を左右するパラメータを適切に選択する必要があります。 本チュートリアルでは、第一原理計算の精度を決める要因を説明し、どのように適切な精度パラメータを選択するか、どのように汎関数を選択するかなどを実例とともに講義いたします。
 また、聴講予定者から事前質問を募集いたします。 遠慮なくご質問ください。

事前質問:
 事前質問がありましたら、7/27(木) 14:00までに kamiya.t.aa@m.titech.ac.jpあてにお送りください。
以下の内容はすでに予定しています。
・密度汎関数法について
・カットオフエネルギーの影響、決め方
・k点数の影響、決め方
・NBANDS (平面波基底における空バンド数の数)の影響、選び方
・SCF計算におけるSmearing、tetrahedron法の効果
・DOS計算におけるSmearing、tetrahedron法の効果
・汎関数選択の影響、選び方(一般論)
・Hartree-Fock近似および混合汎関数におけるk点の選び方
計算プログラムですが、基本はVASPを想定していますが、できる範囲でWinmostar+QEの組み合わせとの対応を示します。 

 

 

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