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アンモニアに再び脚光-「ハーバー・ボッシュ法」工業化100年(細野教授・原教授)

日刊工業新聞 2013年01月07日 他1紙

 

日刊工業新聞は1月7日付けの紙面で、20世紀最大の発明の一つとされ、工業化されて100年となる「ハーバー・ボッシュ法」(※)を取り上げた。

同記事は、ハーバー・ボッシュ法開発の経緯と同法工業化後100年の歩み、エネルギー媒体や燃料として近年注目されているアンモニアについて述べ、アンモニアの合成プロセスに要するエネルギーの省エネ化が進んできたことにも触れ、同プロセスのさらなる省エネ化につながる研究成果として、2012年に細野秀雄教授と原亨和教授が発見した触媒(関連記事)についても紹介した。

同様の記事が1月8日付の日本経済新聞朝刊にも掲載された。

※鉄を主体とした触媒上で水素と窒素を400-600°C、200-1000atmの超臨界流体状態で直接反応させ、「N2 + 3H2 → 2NH3 」の反応によってアンモニアを生産する方法。19世紀末に農作に不可欠な窒素肥料の原料として使用されていたチリ硝石の枯渇が迫り、人類は飢餓を迎えるという危機感があったが、同法の発明により窒素と水素を原料として窒素化合物のアンモニアの合成が可能となり、1913年に独化学メーカーのBASFが生産を開始したことにより食糧危機を脱し、その後も世界人口の急速な増加を支えてきた。

 

 

 

 

細野・神谷・平松研究室

原研究室

 






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