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過去のプレスリリース(2007)


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2007年
研究室名 タイトル・記事掲載メディア
2007/12/26 新聞各紙 平成19年12月14日(金) ~
近藤・中村研究室
東京新聞・朝刊 平成19年12月25日(火)
結晶 破壊の瞬間とらえる
朝日新聞 平成19年12月21日(金)
「壊れる瞬間」強力X線は見た
-100億分の1秒発光-
日経産業新聞 平成19年12月14日(金)
原子配列の破壊過程を観測
-頑丈な新素材に道-

破壊過程を6ナノ秒間隔でX線観測
Laser Focus World Japan 平成19年12月14日(金)
原子配列が壊れる瞬間をストロボ撮影

 中村一隆 准教授(応セラ研 材料基礎部門)の参加する研究グループ(KEK東工大科学技術振興機構)が 100ピコ秒の短パルスX線を利用して、衝撃により結晶の原子配列が破壊される過程を観察することに世界で初めて成功し、この研究成果に注目した記事が新聞各紙に掲載されました。
これはKEKの 足立 准教授、一柳 博士研究員(応セラ研 近藤・中村研究室出身)、東工大の 腰原 教授、中村 准教授らのグループによる研究成果で、極短パルスのレーザーと短パルスX線を組み合わせてレーザー照射の衝撃圧縮により結晶構造が歪む瞬間を超高速測定し、結晶構造が破壊されていく一瞬一瞬の観測に世界で初めて成功したものです。
本研究成果は、米国科学専門誌「Applied Physics Letters」 vol.91 に掲載されました。
Applied Physics Letters 
vol.91, 231918 (2007)

Shock-induced
lattice deformation of CdS single crystal by nanosecond time-resolved Laue diffraction


論文を閲覧される場合は
下のリンクをご利用下さい。
http://dx.doi.org/10.1063/1.2819617
2007/12/25 東京新聞<朝刊> 平成19年12月25日(火)
近藤・中村研究室 結晶 破壊の瞬間とらえる
-頑丈な新素材に道-

中村一隆 准教授 の参加する研究グループが結晶の原子配列が衝撃を受けて破壊される過程を 100ピコ秒の短パルスX線を利用して観測することに世界で初めて成功し、衝撃で引き起こされた結晶構造の歪みが伝播していく過程の観察に成功しました。
2007/12/22
日経新聞<朝刊> 平成19年12月22日(土))
原研究室 東京四大学連合文化講演会
環境・社会・人間における「安全・安心」を探る

 12月4日に開催された四大学連合(東京医科歯科大、東京外語大学、東京工業大学、一橋大学)主催の文化講演会で東工大を代表して本研究所の原亨和 教授「持続可能な社会のための資源・エネルギー生産」をテーマに講演しました。

 講演では様々な化学資源生産で触媒に利用されている硫酸が、反応後にプロダクトと混ざり合って分離・回収・処理に大きなエネルギーが必要となり環境への負荷が高いことが説明されました。
原教授が開発した硫酸代替固体酸触媒は硫酸のような強酸性をもつ固体触媒で、反応後に液体のプロダクトから簡単に分離するだけでなく、触媒が連続的に使用出来ることが紹介され、化学資源の生産で省エネと低環境負荷を実現しつつあり、kの触媒の実用化展開に大きな期待をしていることが話されました。
2007/12/17 
日経新聞 平成19年12月17日(月)
細野・神谷研究室 セメントを触媒に
-医薬品製造、有機溶剤使わず-

 細野秀雄 教授 の研究グループがセメント材料(C12A7)を触媒に使って、医薬品製造のための中間体を造ることに成功しました。
セメント等の絶縁体は触媒になり得ませんがC12A7エレクトライドでは触媒機能が発現することが判りました。 有機溶媒や硫酸などの強酸をクリーンな化学合成への応用が期待されています。
2007/12/14 Laser Focus World Japan - Today's News 平成19年12月14日(金)
近藤・中村研究室 原子配列が壊れる瞬間をストロボ撮影

中村一隆 准教授 の参加する研究グループが結晶の原子配列が衝撃を受けて破壊される過程を 100ピコ秒の短パルスX線を利用して観測することに世界で初めて成功し、衝撃で引き起こされた結晶構造の歪みが伝播していく過程が観察されました。
2007/12/14 日経産業新聞 平成19年12月14日(金)
近藤・中村研究室 原子配列の破壊過程を観測
-頑丈な新素材に道-

 中村一隆 准教授 の参加する研究グループ(研究代表者:東工大 腰原教授)が結晶の原子配列が衝撃を受けて破壊される過程を観測することに世界で初めて成功しました。
様々な材料の破壊課程の解明に役立ち、衝撃や破損に強い新素材の開発が期待されています。
2007/12/ 
富山新聞,北日本新聞
細野・神谷研究室  「高校生とことん科学セミナー」(主催:財団法人 富山県ひとづくり財団)の講師に細野秀雄 教授 と 林克郎 准教授が招かれ、科学に興味を持つ高校生と様々な話題で熱い討論を交わしました。
その様子が地元新聞に掲載されました。
 
2007/11/ 7
読売新聞<朝刊> 平成19年11月 7日(水)
和田研究室 マンション鉄筋128本不足
- 45階建て建設中マンション 施工ミス-

鉄筋不足が見つかった45階建ての建設中マンションの建物強度について 和田章教授 のコメントが掲載されてました。
2007/11/ 2 
日経産業新聞 平成19年11月 2日(金)
細野・神谷研究室 発電の仕組み
熱電材料で解明

細野秀雄教授が参加している研究グループ(研究代表者:東大 藤森教授)から酸化物熱電材料の発電メカニズムの一端を明らかにする研究成果が発表されました。
この研究成果を基にして、実用的で高性能な熱電材料の設計・開発が可能になるのではないかと期待が集まっています。
「Nature」への共著論文掲載おめでとうございます!
2007/11/ 1 アンダードープBi2212の超伝導転移点における
2番目のエネルギーギャップの突然の出現
Nature
450, 81-84 (2007)
doi:10.1038/nature06219

Abrupt onset of a second energy gap at the super-conducting transition of underdoped Bi2212

論文を閲覧される場合は
下のリンクをご利用下さい。
http://dx.doi.org/10.1038/nature06219
笹川研究室
笹川崇男准教授が参加していた研究グループの研究成果が英国科学誌 "Nature" に掲載されました(笹川准教授は旧所属のスタンフォード大学になっています)。



2007/10/22 
建設通信新聞 平成19年10月22日(月)
和田研究室 「第12回免震フォーラム」  免震構造のこれまでを総括
健全普及で都市に耐震性

和田章 教授が日本の免震構造のこれまでを総括し、免震構造や制振構造等の新技術により個々の建物の耐震性を向上させることで、都市の耐震性向上に努めていくためにも健全な制振構造の普及が重要であるとコメントしています。
2007/10/14 
朝日新聞 平成19年10月14日(日)
和田研究室
住宅着工3割減

偽装教訓に厳格審査 -転記ミスさえ「再申請を」- 


建築確認審査の厳格化を図った改正建築基準法が施行された6月以来、建築確認が下り難く新築住宅の着工件数が落ち込んでいる事が原因。
このことについて、 和田章 教授 が改正建築基準法は「硬直しすぎた制度に問題がある」と指摘、改善点等をコメントしています。
2007/ 9/22
NHK教育テレビ 「サイエンスZERO」 2007年 9月22日放送分
細野・神谷研究室
NHK教育テレビ「サイエンスZERO」(2007年9月22日放送) の中で 「現代の錬金術?」 というサブタイトルで、 透明酸化物C12A7 についての特集が放送されました。

 細野秀雄 教授 が出演し、C12A7の電子電導を発見したエピソードや電子電導が発現するメカニズム、今後のアプリケーションについてコメントしています。

放送は既に終了していますが、研究所内にて放送を録画したビデオを閲覧することが可能です。
2007/ 9/ 3 
日刊工業新聞 平成19年 9月 3日(月)
細野・神谷研究室
「石ころのナノテク酸化物が半導体に」
-シリコン主役の電子工学に新風-

 ガラスやセメントなどの材料である、地球上にありふれた「酸化物」がナノテクノロジーで電子デバイスとしてよみがえる。
この分野で世界を先導する研究者として細野秀雄 教授が紹介されています。
2007/ 8/21
日経産業新聞 平成19年 8月21日(火)
細野・神谷研究室 -希少貴金属問題-
「メモリー、アルミで代替研究」

文部科学省の元素戦略プロジェクトのテーマ「アルミ陽極酸化膜を用いた次世代不揮発性メモリの開発」が紹介されています。 審査主査を務めている細野秀雄 教授のコメントが掲載されました。
2007/8/20
日刊工業新聞 平成19年8月20日(月)
和田研究室 第12回免震フォーラム
「原点に立ち戻って免震建築を再考する」
和田章 教授 「我が国の免震構造のこれまでを総括する」というテーマで基調講演を行ないます。

2007/7/31

日経新聞<朝刊> 平成19年7月31日(火)
和田研究室 交遊抄
「免震の権威」

日経新聞のコラム「交遊抄」で著者の関戸氏(スターツコーポレーション副会長)と和田章 教授との地震と免震構造を通じたエピソードが掲載されています。
2007/ 7/ 4 
2007/ 7/ 5 

フジサンケイ・ビジネスアイ新聞 平成19年 7月 4日(水)、平成19年 7月 5日(木)
細野・神谷研究室 第21回先端技術大賞授賞式

「第21回独創性を拓く 先端技術大賞」の学生部門で東工大から2名の受賞がありました。
学生部門「特別賞」を受賞した戸田喜丈さんは細野・神谷研の学生(大賞選考時、現・フロンティア研究員)で、研究成果や論文の「先端性」「論文構成力」「独創性」が高く評価されました結果の受賞です。
2007/ 7/ 3
日経産業新聞 平成19年 7月 3日(火)
山内研究室 酸素貯蔵能力を倍増
  -触媒向けの新材料開発-
   山内尚雄 教授、カルピネン客員教授、本橋輝樹 助教らの研究グループが従来の材料よりも約2倍の酸素を貯蔵出来る新材料の開発に成功しました。
新材料(層状コバルト酸化物)では従来のジルコニウム・セリウム酸化物に比べて低い温度(200~400℃)で約2倍の酸素を吸収・放出することに成功しました。
また酸素濃度をコントロール可能な高効率排ガス触媒の実用化を目指し、文部科学省のプロジェクトが発足することになりました。
2007/ 6/13
新聞各紙 平成19年 6月13日(水)~

細野・神谷研究室

阿竹・川路研究室

科学新聞 平成19年 6月22日(金)
セメントを超伝導体化
-C12A7の転移証明-
asahi.com, 朝日新聞<夕刊> 平成19年 6月13日(水)
セメント原料 超電導に成功
日経新聞<朝刊> 平成19年 6月13日(水)
セメント材料 超電導状態に
-内部構造ナノ単位で修正-
日経産業新聞 平成19年 6月13日(水)
セメント材料 超電導に
-内部にナノテク応用-
細野秀雄 教授(フロンティア研究センター),阿竹徹 教授(応用セラミックス研究所)らの研究グループがC12A7を超電導状態にすることに成功した記事が新聞各紙に掲載されました。

今回の研究成果では 12CaO・7Al2Ol3(C12A7)エレクトライドが高い電導性だけでなく超電導性を発現したことで、超電導物質として開発できる材料を大幅に増やす可能性が示され、高温超電導の実現や新たな候補物質探索の手がかりになる成果に大きな注目が集まっています。

本研究報告は、米化学会誌「Journal of the American Chemical Society」 vol.129 (2007年6月13日発行)に掲載されました。
J. Am. Chem. Soc.
2007129(23) pp7270-7271

Superconductivity in an Inorganic Electride 
12CaO・7Al2O3:e-


論文を閲覧される場合は
下のリンクをご利用下さい。
http://dx.doi.org/10.1021/ja0724644
2007/ 6/11 
読売新聞<夕刊> 平成19年 6月11日(月)
細野・神谷研究室 セメントが金属になる
-うっかり焼いたら、電気流れた-

 C12A7の電気電導性を発見した当時(2001年9月)のエピソードが読売新聞に掲載されました。
細野秀雄 教授と当時ポスドクだった林克郎 准教授がうっかり水素化処理したC12A7に電気電導性を発見した時のエピソードや細野教授とC12A7との出会い、またC12A7のこれからの可能性について書かれています。
2007/ 5/ 4 
朝日新聞<夕刊> 平成19年 5月 4日(金)
細野・神谷研究室 希少金属の代役求む

「元素危機」回避へ国家戦略
-ありふれた元素から新機能-

 輸出削減や価格急騰により供給の見通しが不透明になった希少金属の使用を削減する新技術の研究開発支援に文部科学省と経済産業省が乗り出しました。

文部科学省の元素戦略プロジェクトと経済産業省の希少金属代替材料開発プロジェクトは何れも希少金属の使用削減と資源が豊富な元素への切り替える研究に対して支援を行うものですが、この「元素危機」を回避するべく行われている研究が数例紹介されています。

細野秀雄 教授のC12A7も一例として紹介され、ありふれた元素から新機能を見いだす「ユビキタス元素戦略」のアイデアが提唱されています。
2007/ 4/11
新聞各紙 平成19年 4月11日(水)~


細野・神谷研究室

林 克郎 研究室

asahi.com, 朝日新聞<夕刊> 平成19年 4月13日(金)
セメント材料から液晶ディスプレイ?
-通電に成功-
毎日新聞<朝刊> 平成19年 4月11日(水)
セメント成分を通電性に
-希少金属を代用の可能性-
日経新聞<朝刊> 平成19年 4月11日(水)
セメント材料「導電性」に
-希少金属 代替も-
日経産業新聞 平成19年 4月11日(水)
電気よく通す物質
-セメント材料から-
日刊工業新聞 平成19年 4月11日(水)
アルミナセメントが金属に
-籠状構造の酸素イオン 一部電子に置き換え-
細野秀雄 教授(フロンティア創造共同研究センター),神谷利夫准教授(応用セラミックス研究所),林克郎 准教授(応セラ研・セキュアマテリアル研究センター)らの研究グループのC12A7に関する研究成果に注目した記事が新聞各紙に掲載されました。
12CaO・7Al2Ol3(C12A7)エレクトライドが高い電導性を発現したことで、液晶パネルや有機EL等のFPDに利用される透明電極ITO(酸化インジウムスズ)を代替できる可能性があり、産業界から大きな注目が集まっています。
本研究成果は、米国科学専門誌「ナノレターズ」 vol.7 (2007年4月11日発行)に掲載されました。
Nano Letters ; 2007 

Metallic State in a Lime-Alumina Compound with Nanoporous Structure

論文を閲覧される場合は
下のリンクをご利用下さい。
http://dx.doi.org/10.1021/nl062717b
2007/2/26
日経新聞<朝刊> 平成19年2月26日(月)
松本研究室 光触媒でトランジスタ
平面加工に成功
 片山研究員(松本研究室)らの研究チームが二酸化チタンを使ったトランジスタの試作に成功しました。
二酸化チタン基板の表面を原子レベルで平坦化することに成功した成果で、トランジスタが実用化されれば光触媒反応を電子制御して、光触媒(酸化チタン)にあたる光の波長に合わせて最適な条件に制御することが可能になると期待されています。
2007/1/28

読売新聞<朝刊> 平成19年1月28日(日)
和田研究室 マンションの耐震性を巡る市民講座
あなたが知りたいマンションの耐震性
-耐震偽装を越えて-

市民講座で和田章 教授「進んだ耐震技術をみんなのものに」と題した基調講演を行ないます。

詳細はHPをご参照下さい   http://www.psats.or.jp/
「Nature Materials」(電子版)論文掲載おめでとうございます!
2007年1月21日(英国時間)公開
2007/ 1/22 ありふれた酸化物を使って巨大な熱起電力を発見

東工大HP「最近の研究成果」(07/01/22)
(日本語で論文の概要をご覧になれます)
細野・神谷研究室
フロンティア研究センター&応用セラミックス研究所の金聖雄 研究員細野秀雄 教授(JST戦略的創造研究継続研究 代表)らは、名古屋大学工学研究科の太田裕道助教授ら(CREST 研究代表者 河本邦仁名古屋大学教授)および、東京大学の幾原雄一教授らとの共同研究によって、人工宝石として知られるありふれた酸化物チタン酸ストロ ンチウムを使って高い効率を示す熱電変換材料の開発に世界で初めて成功しました。

本成果は、英国科学誌「ネイチャー・マテリアルズ」(電子版)に、2007年1月21日(英国時間)に公開されました。


Nature Materials
AOP papers

(Published online: 21 January 2007 | doi:10.1038/nmat1821 ) 

Giant thermoelectric Seebeck coefficient of a 
two-dimensional electron gas in SrTiO3


論文を閲覧される場合は
下のリンクをご利用下さい。
http://dx.doi.org/10.1038/nmat1821

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